先日、ある事業の報告会がありまして、10分間にまとめて発表しなければなりませんでした。
「アナウンサーなんだから、10分間話すことなんでチョチョいのチョイでしょ」と思うかもしれませんが、お偉い方を目の前に話すのは緊張して口の中が渇いてしまいます。
話し方教室では「緊張するのは自分をよく見せようとするから」とお話しすることがありますが、その日の私はまさにそれでした。
今回は自分の発表をスマホで録音しました。恐る恐る聞き直してみると「えー」「あのー」が多くて落ち込みました。
友達との会話には「えー」や「あのー」は気にならないし、出てこないのに
プレゼン、報告など緊張を伴う場となると出てしまう。
「えー」「あのー」が多くても、相手に伝わっていればOKと考える方もいますが、「えー」「あのー」が多いとその言葉が気になって、話の内容が入ってこない、内容が残らない可能性があります。
できるだけ「えー」「あのー」の回数を減らしたい。そんな方にはもう一度大事な発表、プレゼンの前に以下の4点を見直しましょう。
話す内容が固まっているか
しっかり、何回も練習することが大事です。
話す内容が固まっておらず、何を話せばいいかが事前に練習されていないと、次の内容や言葉を探すためにどうしても「えー」や「あのー」という言葉がでてしまいます。
これは考えている「間を補うため」に出てしまう口癖です。
事前に練習することで、次の言葉が自然に出てくるだけでなく、より良い内容に改善することもできるので、必ず練習をしましょう。
緊張し過ぎていないか
緊張し過ぎると声が震えてしまいます。
緊張を悟られないようにするためや自分を落ち着かせるためにどうしても「えー」「あのー」という口癖が出てしまいます。
緊張してしまうようであれば、事前にリラックスできる方法を見つけて、本番で緊張しないように工夫しましょう。
何処かから引っ張ってきた言葉、文章を多様していないか
自分の言葉で話すことが大事です。
例えば人に何かを説明するときに説明文を暗記した内容で伝えようとしたら、何が書いてあったか思い出す必要があります。
そうなると、どうしても思い出す間を埋めるために「えー」「あのー」が出てしまいます。
何かの事柄を説明する場合は、自分の言葉で説明する必要があります。
そのため、文章の引用ではなく、内容の理解を深めることで、言葉遣いに応用が出来るようになり、話に間が生まれなくなります。
口の開きだけでなく、心地よい発声ができる準備ができているか
言葉の発声練習は非常に大事です。まずは口の開き方を意識しましょう。○○のようにすることでより良い発声ができるようになります。またこの口の開き方だけでなく、心地よい発声ができるように練習が必要になります。伝え方、話し方の自身が生まれることで、「えー」や「あのー」をなくすことができます。
まとめ
以上の4つを抑えておくだけでも「えー」「あのー」を減らすことができます。
逆に4つのポイントを抑えなければ、私も今のようにうまく話すことができていないでしょう。そのくらい重要な項目となります。
意識・練習することで「えー」や「あのー」の口癖が格段に減りますよ。
減らした分だけ、あなた自身の魅力もアップします。
話し方、伝え方に自信を持ちたい方はぜひお問い合わせください。
あなたの口癖だけでなく、発声なども注意してアドバイスさせていただきます。